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「あれー?なんか、固まっちゃってない?
ねー、名前なんて言うのー?おーい?」
ちちが…乳が……
なんだ?
今時の若い女どもは、平気で乳を好きでもない男になすりつけてくるのか?
乳だぞ?
俺の腕に、乳だぞ??
ありえない!
「おーい!ようちゃん!!」
しかも、体の大部分が、俺に接触してないか?
服を着ているにしても、あまりにも艶かしいんじゃないか?
「あー、ようちゃん、女の人があまりにも近いから、緊張しちゃってるのかも!」
近い?
近いとかいうレベルか?
こ……これは……
「不純異性交遊では?」
思わず、俺の口からこぼれた言葉を聞いて、柏原はじめ、金魚の糞どもも、みんなキョトンとした後、この飲み会で一番の大爆笑が起こった。
なんだ?
なんで、みんな笑っているんだ?
俺は面白いことを言ったのか?
訳がわからないが、どうやら、俺の一言が笑いのきっかけになったことだけは、なんとなく、わかった。
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