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なんか、俺の後ろで、俺のやっていることを見たそうに、チョロチョロするチャラ男。
なんだろう、背後をうろつかれると、落ち着かない。
「座ってていいよ。」
俺がそう言っているのに、
「んー、まぁまぁ。お料理というものを見たいんだよ。」
と言ってどかない。
料理っていうか、ただ温めているだけだけどな。
えーっと。皿を出して…
深い皿の方がいいか?
食器棚に手を伸ばした。
よしこれ、と、決めたのは、少し深めの器。
「どのくらいた…
食べれる?と聞こうとした。
俺の声を奪ったのは、ヤツの指。
「うなじキレー。」
そう言って俺の首筋を指で撫で上げた。
ガシャン!!!
「うわー!!何やってんの?ってか、大丈夫??」
俺は思わず固まった。
首筋を触られた時のゾワゾワが全身を駆け巡っていたから…
な…何?これ…
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