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「ちょっと、大丈夫?」
チャラ男が、慌てて俺の落とした器を拾い上げた。
が、残念ながら、その器は綺麗に真っ二つに割れてしまっていた。
「うわー、また綺麗に真ん中で割れたもんだ。」
チャラ男が感心している。
「な…な…にするんだ…よ…」
とりあえず、抗議の声をあげておかないとな。
こいつが変なことしなきゃ、器を割らなかったわけだし。
「え?何って…
うなじが綺麗だったから触ってみただけ。」
「触ってみたって、い…いきなりやめてよ…!」
「ごめん…なさい。
ってか、首でしょ?首触ったくらいでそんなに驚くなんて、思わなくてさ。」
う…確かに。
不自然に、驚きすぎたか?
「まさか、そういうとこ触られたの、初めて…?」
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