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「つまり、練習が必要ってこと!」
うん。
だから、それはわかった。
「どうやってやって練習すればいいかがわからない?」
俺は素直に頷く。
もう、チャラ男には、隠しても仕方ない。
んー、と、少し考えるような仕草をして、
「僕が教えてあげよ~か?」
チャラ男が小首を傾げてそう言ってきた。
「チャ…あ、相川くんが??」
危うく、本人目の前に、チャラ男が?と言いそうになったのをなんとか回避した。
「たぶん、僕は吉田くんより経験値高いから。手取り足取り実践でレクチャーしてあげるよ。」
ニッコリ微笑むチャラ男は、確かにチャラいが、一般的には、いい男なのかもしれない。
って、そーじゃなくて!!
「手取り足取り実践でって、組体操みたいにしてくれるってこと?」
若干、意味がわからない。
が、チャラ男も意味がわか、ないようで、キョトンとしている。
「組体操??」
どうやら、違うようだ。
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