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「よーちゃん!」
はー…
本当に、毎回毎回…
チャラ男とのレッスンの翌週の月曜日、相変わらず同じ授業があると俺につきまとってくる男…
「なんでお前って、こう、毎回俺につきまとうの?」
イケメンで、しかも社交的なんだから、俺につきまとわなくたって、いくらでも一緒にいるやつはいるだろう。
「ちょっとぉー!つきまとうとか、人聞きの悪いこと言わないでよー!
よーちゃんは友達だから一緒にいるんでしょう?もう、つれないなぁ…
…
って…あれ…?」
「ん?」
いつも調子よくヘラヘラ笑っているこいつの笑顔が一瞬固まった。
「どうした?」
そして、俺の首元を見て、目を見開いている。
「ちょちょちょ…ちょーっと、よーちゃん。
あっち向いてみて。」
柏原が俺の顔をつかんで、左を向かせる。
そして、顔を近づけてくる…
な…なんだ…??
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