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『じゃぁ、お前は4月15日から入居ってことで良いのね?』
「うん。それでよろしくー。」
『引っ越し業者の手配は?』
「あー。ついでにたのむー。」
『はいよ。
にしても、あんな真面目ーな子のどこがいいわけ?』
「え?可愛いでしょ?」
『は??どこが??』
「郁人はわからなくていい。」
『はいはい。
ところで、お前、挨拶は考えてるわけ?入学式の。』
「あぁ、あんなん、考えるほどでもないでしょ。定型文喋れば、みな、満足よ。」
『はー、天才は緊張とかしないわけ?』
「するわけないでしょ、そんなもん。マインドコントロールの鬼だよ。」
『だよなー。じゃ、俺は、これでお役ごめんでいいわけ?』
「うん。とりあえず今回はありがとう。」
『お!恭介がお礼を言った!』
「取り消そうか?」
『そういうなって。
まぁ、これから頑張れよ!』
「はーい。じゃね。」
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