通じる思い

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キミを知ったのは、中2の時。 学年1の問題児、山元と同じクラスになったら… そのグループまでもが教室に出入りするようになって、そこにキミも居た。 可愛い子だな。 とは思ったけど、それだけ。 はっきり言って、キミも含めてそのグループは苦手な系統だった。 いつも煩くて、悪ふざけばっかで、人の迷惑を顧みない。 例えば。 廊下を占領するように、はしゃぎながら歩いてて… その挙句すれ違い様にぶつかって、 俺が教科書なんか落としたとしても… 謝るどころか、気付きもしない。 さらには、後続メンバーが踏み付ける始末。 もちろんそれに対しても、知らんぷり。 まぁ、相手にしないのが1番。 とはいえ、そいつらの問題行動にも原因があって… それぞれ、色んな闇を抱えてるようだ。 そんな会話が、嫌でも聞こえてくるけど… そんなの、荒れる言い訳にはならないと思う。 だけど。 そう思うのは、しょせん他人事で… 自分が経験してないから、正論かませるだけかもしれない。
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