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「結婚する」
そう返答したとき、ストンと……心の中が決まった。
亮介と結婚するんだ。
今まで長いこと一緒に過ごしてきた。
プロポーズも締まらない彼だけど、愛しさがこみ上げてきて大事にしていきたい。
そう思えた。
私は電話をしなきゃいけない気持ちに駆られ、亮介に電話をかけた。
「亮介。さっきはごめんね。心が決まったから。これからも一緒にいてください」
「未来……、わかった。これからずっと一緒に生きてこうな。幸せにするから」
幸せになれる気がした。
返答を求められたことで私は結婚を決めた。
決して楽な道ではないだろうけど、彼と一緒なら生きていける。
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