第1話.絶望サタデーモーニング

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「なんだい、朝から騒がし……」 龍樹アミューズメントパークに3人目の来場者だ。言うまでもない、俺の父、大樹(だいき)。高校の先生をしているが、趣味はゲーム。それも18禁のネトゲである。当の本人は俺を…俺の胸をまじまじと見つめている。 「誰だい彼女は。もしかして龍樹の結ばれた人か?(夜戦)」 もうやだこの家族。全員俺を一目見た時の感想が俺の彼女で肉体関係じゃねえか。仕組んでるのか?そうなのか?もうなんやら我慢できなくなってつい言ってしまった。 「ちょっとくらい俺の話を聞けよ!!」 「え!? あなたってオレっ娘?」 「マジか、萌え要素たけえなおい」 「えー、このこオレっ娘なんだ」 「姉ちゃんはしってるでしょ」 結局、俺と姉で説明して両親に質問攻めされてしまったがほぼ答えられたので、龍樹だとわかってもらえたようだ。それにしても最後の問題が問題である。 Q.俺(父)の好きなキャラはなんでしょう A.雷ちゃん これをいった瞬間に父さんは俺が龍樹だと信じてくれた。なんだこのロリコン提督がっ!! ※筆者は全国のロリコン提督様を批判する気は全くございません。むしろ同士です。電ちゃんは神でした。
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