第2話.悦楽ショッピングモール feat.姉

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「そういえば龍樹、いきなり留学するんですって?」 「え、ああ、そうなのよ。どうして知ってたの?」 「昨日RINEがあって…」 「そ、そうなの。みんなに心配かけたくないからって、黙ってたみたいだけど」 「はは、あいつらしいですね」 そんな会話を聞きながら、コーラを飲む。実は龍樹君ここにいるんだけどねーとは、ここまでくると言えないものである。 「あ、そうだ。1つだけ言っといてください」 「何を?」 「約束…忘れるなよって」 じゃあまた。そう言うと、何処かへ歩いていってしまった。 約束…か。忘れる訳がないのに。
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