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というか、空気に触れてスースーする。姉の視線が一点に集まって相当恥ずかしい。胸をみられただけなのにここまで恥ずかしいとは、少しずつ女の子の体に適応してきているのかもしれない。
「んー…私の中三のときと同じくらいね」
「み、みないで…はずかしい…」
「可愛いっ!! さて~感度は~?」
感度ってなんだよ、と心の中で叫ぶ。と、姉の華奢で綺麗な指先が俺の胸の先端部に当てられる。
「ほぉ~れ、どうかな」
姉の指がくりっと先端部を押した瞬間、今まで味わったことのない電撃のような快感が身体中を駆け巡った。突然のことで、自分でも理解ができない。
「ひゃあぁぁぁぁっ!?」
「うん、可愛い……可愛いすぎるよぉ…」
そして、抑えることをさせる暇もなく喉から声が出てしまった。その後も姉の指は止まることを知らぬかのようにクリクリとそこを弄んでいる。俺は得たいの知れない初めての快感に飲み込まれ、ただ、衝撃に体をビクビクさせることしかできない。
「やめっ…ねえちゃ…きもち…よすぎて…しんじゃうっ!!」
「あ~ん♪可愛い可愛い可愛い~~!!」
姉は満面の笑みでこちらを見つめてくる。本当に助けてほしい。実際のところ気持ちいいのだが、それ以上に怖い。心臓はドキドキと周りに聞こえるくらい動いているし、呼吸もはぁはぁと荒っぽくなってきている。そして、妙に下半身がムズムズしてしまうのだ。こんなこと、今までの姉の悪戯では受けたことなかった。
このままじゃ姉の手の中でとろけてしまいそうな感覚だったが、それだけ俺のことを愛してくれているのかな。…どうしてここで悟ったんだろう、死亡フラグかな。
━━━━━━がちゃり。
「朝から騒がしいわ……ね……」
お見事、フラグ回収いたしました。
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