現代

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俺は、親友について悩んでいた。 親友とは小さい時から一緒に居た。 言い方を変えれば幼馴染だ。 男だから全然嬉しくないけど。 その親友は変な奴だった。 とりあえず、猛烈に頭がいい。 中学2年にして、5科目で500点という化物ぶりだ。 勉強はラインマーカーを引くだけ。 それだけで全科目100点。 そんな頭の良さだけで、 友達がいっぱい出来て、 幸せに暮らせそうなやつだったけれども、 それを帳消しにして、 なおかつ地の底にまで叩き落とせるほど、 変人だった。 道端で死んでいた虫を拾って口に入れた。 どんな味がするのか気になったらしい。 「魂の重さはおおよそ21gなんだ」 なんてオカルトめいたことを当然のように言う。 そんな、とびきりに変な奴だった。
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