幻想入り

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彼は世界最強と言われていた。だが強すぎる故に彼は非難されていた。「殺人鬼」「大量殺人者」「人類最強」「世界最強」「戦場の悪魔」「戦場の死神」「人外」等と言う二つ名があった。そして少なからず彼を「殺人快楽者」「戦争狂」と影で言われていた。だが彼は好きで人を殺している訳でわ無い。だが彼は軍を抜けても就職先が無いからである。 彼が世界最強と言われ始めた原因は、米露戦争だ。彼はその戦争をたった一人で終結させたからである。何故彼一人で戦争を終結させたと言うと、ロシア軍主力部隊約10万の軍勢を二、三秒で全滅させた事だ。その軍勢の中には、戦車と装甲車が多数あったのに関わらず全滅したのである。それが世界最強と言われた要因である。 彼は、最大マッハ20の速度で走れる。それに射撃の腕も百発百中だ。しかも彼が本気で小山をを殴るとその小山は吹き飛んでしまう。あげくのはてに彼は戦ってる時に敵兵と敵車両の動きを百万通り頭で計算している始末。 だが彼は死んでしまった。質と量に勝てなかったからだ。だが彼は満足していた。何故なら、これでやっと自分の罪を償えると.......。 そして彼の死が、これから始まる物語の幕を開けた。 迷いの竹林にて この竹林の案内人みたいな存在である藤原妹紅はタケノコ狩りしていた。 「最近のタケノコは生きが良い、これから何か良いことが起こりそうだ」 妹紅はそう言いながらタケノコを取っていた。 10分後 妹紅は何かの匂いを嗅いだ。 「なんか変な匂いがするな。彼処からだ。見にいこう」 妹紅が嗅いだ匂いは硝煙匂いだった。 変な匂いを嗅いでその根元を辿っている。何か嫌な予感がする。 妹紅がそう思った直後に妹紅はあるものを発見した。 「人が倒れている!それに酷い怪我だ、早く永遠亭に連れていかないと!」 妹紅が見たものは、世界最強と言われていた彼である。 妹紅は竹篭に入っているタケノコの全て地面に置き、彼の持ちもで有ろう物を竹篭に入れて彼を担いで永遠亭に向かった。 23分後 「やっと着いた。おい、えーりんは居るか?!急患だ!」 続く
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