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家に帰り着いてすぐに、毛利から電話があった。
「次郎、竹下さんのことどう思った? よかったら、付き合ってみないか」
なんでも、バイト先で竹下さんに俺のことを話したら、一度会ってみたいと言うので、今日の三人での映画鑑賞が計画されたらしかった。
実際に会ってみて、竹下さんは俺のことをずいぶんと気に入ってくれたのだと毛利は言った。
「次郎がオッケーと言ってくれれば、話はスムーズに進むんだけどな」
つまり、毛利は俺に女の子を紹介してくれて、その女の子はありがたいことに俺と付き合いたいと話しくれていて、俺が首を縦に振ればめでたくカップル成立となる、ということだった。
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