第1章

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降りしきる雪の中。 駅のホームで俺は視線を感じた。 げっ、すっげえかわいい。こっち見てる。 俺はチラチラと意識した。 気のせいじゃねえ。あの子、こっち見てるよな。 俺は後ろを振り返るが誰も居ない。 俺、なんか変かな?顔に何かついてるんだろうか。 非モテの俺は戸惑った。 あ、こっち来る。俺はドキドキした。 A「あの。」 B「は、はい、なんでしょう?」 俺は声がうわずってしまった。 A「私、きれい?」 へっ?彼女の顔が赤い。 でも、これは、告白、ではないよな? B「う、うん、きれいだよ?」 A「・・・こ れ で も・・・・?」 彼女の手が、ゆっくりとマフラーにかかり、隠した口元をあらわにして行く。
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