ちゅるの恩返し

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お話は昔々、とあるご老人が山に出かけた時のお話です。おじいさんはたきぎを集めた帰りに、鶴屋さんに出くわしました。鶴屋さんは罠にかかっていて動けないようです。 「あいたたた~、こりゃどじったよ~。罠にかかるなんて、ついてないっさ。」 おじいさん「お~、可哀想に。どうしたんだね?」 「お、ちょうどいいところに、そこのご老人、よろしかったらこの罠解いてくれないかな~なんて、どうにょろ?」 「モチのロンじゃ!目の前の困ってる人を助けんで人間語れんわい。」 おじいさんは「どっこらしょ」と鶴屋さんの足にかかった罠をとってあげました。 「おおー!やっととれたよ。めがっさハッピーだよ。ありがとん♪」 「これくらいはおやすいごようじゃ、よかったのう!」 「ついでにもうひとーつお願いがあるのさ。あたし行く当てがなくってねー。ちょーっと家に一緒に住まわさせてくれないかなぁ。」 お人好しなおじいさんは二つ返事でOKしました。 「ほんと?にょろーん♪お礼もさせてもらうよ!アリガトン‼」 こうして鶴屋さんはおじいさんの家で暮らすことになりました。 次のページへ
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