32人が本棚に入れています
本棚に追加
お話は昔々、とあるご老人が山に出かけた時のお話です。おじいさんはたきぎを集めた帰りに、鶴屋さんに出くわしました。鶴屋さんは罠にかかっていて動けないようです。
「あいたたた~、こりゃどじったよ~。罠にかかるなんて、ついてないっさ。」
おじいさん「お~、可哀想に。どうしたんだね?」
「お、ちょうどいいところに、そこのご老人、よろしかったらこの罠解いてくれないかな~なんて、どうにょろ?」
「モチのロンじゃ!目の前の困ってる人を助けんで人間語れんわい。」
おじいさんは「どっこらしょ」と鶴屋さんの足にかかった罠をとってあげました。
「おおー!やっととれたよ。めがっさハッピーだよ。ありがとん♪」
「これくらいはおやすいごようじゃ、よかったのう!」
「ついでにもうひとーつお願いがあるのさ。あたし行く当てがなくってねー。ちょーっと家に一緒に住まわさせてくれないかなぁ。」
お人好しなおじいさんは二つ返事でOKしました。
「ほんと?にょろーん♪お礼もさせてもらうよ!アリガトン‼」
こうして鶴屋さんはおじいさんの家で暮らすことになりました。
次のページへ
最初のコメントを投稿しよう!