第1章

2/3
前へ
/3ページ
次へ
そんなある日理科の実験中に塩酸を手にかけたらどうなるかといじめグループのリーダー的な存在の山崎が言い始めた。他の奴らは 「流石にやばいって だって教科書に危険だって書いてあるじゃん」 と山崎に言ったが 「そんなにやってみなきゃわからない、本当かどうか確かめればいい、教科書にだってすぐ水で洗えば大丈夫だって書いてあるじゃん」 と言い返した。山崎は先生が職員室に行った隙を見計らい、準備室に入っていった。数分後でてきた山崎が持っていたのは"濃硫酸"と書かれた瓶であった。 「これなんて読むんだ?」 他の奴らが聞くが 「酸って書いてあるんだからどうせ同じだろ」 そう言い放った。 「おい!佐藤!ちょっと来いよ!」山崎が叫ぶ、だが 佐藤くんは来ようとしない。 「てめぇボコられてぇのかよ!早く来いよ!」 そう怒鳴ると 「な...なに?」 と小声でつぶやきながら小走りできた 「おい佐藤 これ手にかけてみろよ」 そう言いながら濃硫酸のはいった瓶をみせた、すると佐藤くんは 「こ...これは、の....濃硫酸..ってい...言って、と...とても、あ...あぶな...いやつなん..だ」 とボソッと言った。 しかし 「あ?聞こえねぇな 危ないか危なくないかじゃあお前の手で確かめろよ」 そういうが佐藤くんは 「い...いやだ」 そう言った。山崎は 「テメェ俺の言うことに逆らうのかよ! そんなにボコられてぇのか!?」 そう言いながら指を鳴らす 「だ...だって、いやなものはいやだ!」 佐藤くんが珍しく叫んだ。 「ったく しょうがねぇな山田、鈴木、おさえろ」 そう山崎が入ったと同時に2人が押さえつけた。 「や...やめて!」 そう佐藤が叫ぶが山崎は無視する 「さぁ 楽しい楽しい理科の実験だよ!」 と笑いながら山崎が佐藤の手に濃硫酸をかける かけてしばらくすると 「痛い!いたいよぉ! 」と言いながら廊下のでて水道に走っていくそのあとを山崎が追いかけ取り押さえた 「水道なんか行かせねぇよ、自分のションベンでも手に当てたらどうだ?」 と笑いながら言う その間佐藤は 「痛い! 手が熱いよぉ いたいいたいいたいいたいたいいたいいたいいたいいたいいたいたい」 と連呼し始めた。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加