第1章

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そのあとを追っかけてきた山田と数人の女子と俺は佐藤の手が焼けただれたように皮膚がはがれているのを見た 。それを見た女子が悲鳴をあげる。 騒ぎが起きたのを先生が見つけ出し佐藤は救急車で運ばれた。 そのあとを山崎、山田、鈴木の三人は先生に呼び出しをくらい親との三者面談を四時間くらいしてから返された。 次の日、佐藤は左手に包帯をまいて学校に来た。 「おい佐藤 昨日はてめぇのせいで散々な目にあったよ 。どう責任とってくれるんだよおい!」 そう言いながら胸ぐらを掴んだ。 「ちょっとこっち来い!」 そう言いながら佐藤を引っ張りながら水道へと向かった。山崎は何を思ったのか水道水を全開にしてそこに佐藤の顔を押し付けたのだ。 「おいてめぇ!ふざけやがって」 と罵声を浴びせながら水道に顔を押し当てる 「山田!鈴木!」 と叫ぶと2人ふが教室を出て行く 「お前ら手足押さえてろ」 そう命令するが 「山崎!いい加減これはやばいって!こいつ死ぬぞ!」 と山田がいうが 「うるせぇ!」 と一言怒鳴ると山田はだまった。 そのまま続けること数分。佐藤は動かなくなった。 「ふん!ざまぁねぇな てめぇがあんなことすっからだろ」 と言いなが動かなくなった佐藤の体を水浸しになった廊下に投げ捨てた。 その夜学校からの電話で佐藤が死んだことを知らされた。 溺死だった。 山崎、山田、鈴木の三人は警察に行ったが未成人で小学生であると理由でそのまま家に帰され佐藤くんの家も告訴できない状態であった。お通夜と葬式が執り行われたその夜。佐藤の母親から電話があった。それはただ一言 「ひとごろし」 それだけだった。
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