後ろ

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「ほーんと、ごめんなさいっ!」 「うん。」 「許してくれる?」 「うん。」 「また来てね、絶対だよ!」 「うん。」 笑えない冗談だったけど、許してあげよう。 友人は店の出入口まで見送りに来た。 「ありがとうございました!」 相変わらずの大きな声で見送ってくれるものだから、通りすがりの人たちの視線をあびてしまう。 ちょっと恥ずかしい。 でも、嫌な気はしない。
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