第1章

4/5
前へ
/5ページ
次へ
僕は蛙の伸びる舌をかわし、トンボの襲撃をかわし、蟷螂の鎌をかわして、何とか我が家に辿り着いた。居間の網戸の穴から入り、妻と娘の顔が見えた。みんな達者だ。よかった――。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加