自分からのメール

3/6
前へ
/6ページ
次へ
殺人現場の近くには警察と野次馬で溢れていた。 「この辺テレビに出ていたな」 ニュースで出てた道。この道と人通りの少ない裏路地に人が倒れていたらしい。 そして太郎はこの辺の道には詳しい。この裏路地に続く道に回りこむことにした。 「ここだここ。確かこの道から行けたはずだ」 太郎は人が1人やっと通れるような細い道を進む。そして小さな空洞に出た。 「ん?誰か・・・いる?・・」 更に奥のほう。確かに人の声が聞こえた。 「・・・・ないから・・・誰にも・・・言わ・・ないから」 「信用出来ない」 太郎は自分の両手で自分の口を押さえつけた。そうでもしないと声が漏れそうだったから。 太郎の目の前で人が・・・殺された。 「誰だ!!」 (気づかれた?!) 太郎は急いで来た道を戻った。狭い道で体をガンガン打ちつけながら。 「はぁ・・はぁ・・はぁ・・。ここまで・・来れば」 その時だった。 「うわっ!・・・なんだメールか・・・」 太郎はメールを開いた。そして自分の目を疑った。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加