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【響の宿舎】
と言うわけで、早起きして釣り~
あの学校と診療所の間に有る池で待ち合わせだ。
璃子はもう起きてるかな?
【隣の家】
「おい、璃子。出かけるぞ」
「待ってよ。お化粧がまだなのよ」
「そんなもん、してもしなくても変わらないだろ」
「何だって?」
いやいや。
「さあ、行くわよ」
【池】
僕達が池に到着すると、2人は先に来ていた。
「この池には、色んな種類の魚が居るんですよ」
「釣りの事なら、魚路先生に聞け。だよ」
さあ、釣るぞ。
「ああん、エサ付けてー」
「俺が付けてあげますよ」
「ありがとう」
璃子と一本木先生は、向こうで仲良く釣ってる。
僕は、こっちで魚路先生とだ。
「おお、釣れた!」
「オイカワですね」
「こっちも、釣れたわよー」
「ああ、あれはウグイだ。もう少しすると、ナマズも釣れますよ」
お昼になった。
魚路先生は奥さんの、一本木先生はお母さんが作ったお弁当が有るみたいだ。
僕は璃子と一緒に、浅田商店に行く事にした。
【浅田商店】
「いらっしゃい」
未来のお母さんだ。
「しょうのけ飯炊いたけ、味見てごしないな」
ああ!噂のお婆ちゃん多喜さんだ。
「しょうのけ飯って何?」
「炊き込みご飯だな」
「良くわかるわねー」
「うちのお婆ちゃんが、言ってた」
「響のお婆ちゃんの出身、この近くだったわね」
「どこだえ?」と浅田のお母さん由紀さんに聞かれた。
「関金です」
「やれやれ、ほんにえ、関かいな」って多喜お婆ちゃん。
皆んな僕達と話す時は、わかりやすく話してくれるけど、慣れて来たら方言出てるよな。
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