《魂の記憶》

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【廊下】 「香ちゃーん」 「お姉ちゃん」 「鐘城先生に、送ってもらったでしょう」 「見てたの?!」 【香の部屋】 「へー、偶然コンビニでねー。中間世で一番縁の深い魂だと感じたなら、ソウルメイトかな?」 「そうなのかな?だったら良いなあ」 「でもね、ソウルメイトって深く関わるけど、親しい人ばっかりじゃないのよーん。ライバルなんかもソウルメイトだったりするんだって」 「えー?!そうなのー?」 「まあ、何が本当なのか、死んでみないとわかんないけどね」 【響の宿舎】 家に帰ると、庭にまだシロが居た。 「ミャー、ミャー」 「良し良し、今あげるからな」 ネコカリをあげると、喜んで食べた。 「おっと、お風呂に行かないと」 【下町】 さて、今日はどっちに行くかな? うーん、昨日諏訪旅館に行ったから、今日は荻乃湯にするか。 【荻乃湯前】 「あら、鐘城先生。お風呂に入りに来たの?」 1年の荻野愛佳だ。 「まだ開いてるわよ」 「おう」 【荻乃湯】 「鐘城先生。いらっしゃい」 荻野のお母さん温子さんだ。 「あ、お母さん。先生お風呂だって」 「どうぞ、どうぞ」 【温泉】 気持ち良いー。 「先生。背中流す?」 愛佳の兄、3年の寛太だ。 「おう、寛太」 「もう上がるから良いよ」 ちゃーんと洗って入ったよ~ さて、明日はお城見学だぞ。 帰って早く寝よう。 【お城】 と、言うわけで、来ちゃいました。 お城! カッコいい。 ところで… 「何でお前が付いて来てるんだよ」 「細かい事は、良いじゃない」 何が細かいんだか… 「さあ、行くわよ」
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