《え?!いきなりそれ?》

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【都内の町】 その日僕は、同僚の高梨璃子と呑みに行った。 今日は休みなので、まだ明るいうちから2人で呑んだ。 居酒屋を出ると、次に連れて行かれた店は、何やら怪しい雰囲気だぞ。 変な格好をした人が、居る。 本当に入るのか? 【怪しい館】 女性は好きだよな。 僕は興味無い。 信じてないし。 「せっかく来たんだから、響も占ってもらいなよ」 「僕は良いよ」 あ…占い師さんが、じっと見てる。 何だか、このまま帰れない雰囲気か? と、思っていたら、水晶に手をかざして、勝手に占い始めた。 そして、水晶を覗いて … 「女難の相が出てます」 って、オイオイ… 占いは全然信じない方だけど、悪い事を言われるのは嫌だよな。 その店を出てから、璃子に連れ回されて… 何軒目だ? 【bar】 「もうやめといた方が良いんじゃないか?」 「まーだ、呑むわよー」 酒癖の悪い女性…何かデジャビュ? 遠い過去に彼女とそっくりな性格の女性を知っているような気がするな… でも、そんな人は居ないか。 璃子とは幼稚園から一緒で、2人とも教師。 今の学校に彼女が来たのは去年の春からなんだけど、家も近くなんだ。 それで2人で呑んだりしているんだけど… 【学校】 父兄の間で、彼女との事が噂になって学校を辞めさせられた。 女難て…お前の事か? と思ってたら… え?!
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