現在:西島ツトム

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「ウワッ!」 ヴヴヴッ!と。  携帯のバイブレーションが手の中で鳴った。 1秒にも満たない振動だったのに、たったそれだけで集中していた意識が強引に掻き消された。 メールが届いたとわかるのに数秒かかるほど、しばし呆然とした。 ……メール。 「メールッ!」 まさか、未来からのメールなんじゃ! もしそうなら暗号を解く手がかりがあるかもしれない。 焦りつつも届いたばかりのメールを見る。 そこには―――
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