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バチッ バチチッッ
また眩暈だ。
二度目ともなると慣れたもので、それほどふらつくこともなく吊革を確保。
そしてまた数秒たち目を開くと、いつの間にか乗客はすべて降りており、車内には、俺1人だけが残されていた。
「あれっ、もう終点?」
戸惑ったのもつかの間、またも視界に浮かぶウィンドウ。
そして脳内に響く俺ではない誰かの声。
『あなたの身体情報を、
戦闘用高次空間に適応するよう、
換装しました』
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