未来の自分との出会い

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(何だそれ。俺が聞かなかったら言わないつもりだったのか。俺は苦しむだけで終わりか。冗談じゃ無い。俺も死んだらあんたみたいに、昔に戻って麗子を取り戻してやる) [勝手にしろ。冥界で格を認められるように祈ってるよ] 「あんた達、何なのよ。私にそっくりな女と健一が二人。見詰め合って立ってるだけで、訳分らない」  麗子は沈黙に耐え切れず、喚き散らした。
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