第1章

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「高丘ー!恐怖メールって知ってる?」 クラスメイトの八木糸が声、をかけてきた 「恐怖メール?なにそれ。八木君知ってるの?」 「あぁ。恐怖メールってのは、朝の、7時ぴったしにくるメールだ。件名が恐怖メールってかいてあるんだ。で、本文なしで送られてくる。壁のいろ?って言うのかな。とにかく、背景の色次第で、恐怖体験が違うんだ。全部で三種類。」 「三種類?」 「青は水の恐怖。溺れる、白がなにもない部屋で追い詰められなぜか知らないが記憶喪失、一番最悪な赤は、血の色で死。」 「まっさかぁ~。」 ないないと、笑うと、 「まっ、信じたほうがいーぜ。知り合いも恐怖メールで死んだから。大切なお前には死んでほしくない」 「あっありがとう。」 このときの私は、恐怖メールなんかバカにしてた。
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