1章

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そうそう。 1月前、このマンションの近くにできた、ケーキ屋さん。 ここのケーキはとてもおいしい。 それが、一体なんだというのか。 実は、これから、このケーキ屋さんの店長さんとは、とてもとても長いお付き合いになるのだ。 硬派なのか、それともただ人見知りなのか、笑顔をほとんど見たことはないこの店の店長さん。これから、彼にはしばしば相談をすることになる。 髪をストレートで横に結び、化粧は濃いが、どこか素朴な印象のかわいい子が、よく受付をしているっけ。 これが初恋となる、私でさえ、彼女には良い印象しかない。
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