33人が本棚に入れています
本棚に追加
仕事帰りの会社員やOL。この沢山の人波の中で、働きもせず、
学生でもない私は
一体何者なのだろう?
そしてビショップは
なんだったのだろうか?
立ちっぱなしでいたら
何だか人波に酔ってきた。
どこかで休もう、
そう思った時だった。
「女王のお召しにより、
このビショップ、
まかりこしましてございます」
ドキリとして
後ろを振り向く。
そこにはフードを被った青年が
胸に手を当て、
恭しく一礼していた。
最初のコメントを投稿しよう!