クイーンの行方

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「ほら!覚えてる?何でも奢るって約束だよ! 1年後のあの日も さっきの場所で 明け方まで待ってたのに来てくれなかったし。 でも!今日は金持ってるし、 これから食事にでも!!」 「あ~、でもその前に」 「……?」 「コレ、回収しなくていいの? 量子コンピュータが接触した 私のケータイ」 平岡から渡された 端末のメールを 受け取ったケータイは、 量子コンピュータの能力が“感染”。 私はそのケータイを使い 端末のアドレスに 少し未来の日付と 時間を指定した メール送った。 まさかそれが “感染”による 能力とは思わなかったが。
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