第1章
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東京の桜が開花した3月のその日。 俺は、今日医者から宣告された。 手術を受けなければ、もう余命3年しかないことを。 やっと待ちに待ったバンドのデビューが決まったというのに。 今まで、そのデビューを勝ち取るために、自分の体も心も汚してきたというのに。 その報いは、なんて皮肉な時に迎えてしまったのだろうか。
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