第1章

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『このメールを読んでいる時、お前は自分の今までしてきた行いを恥じ、あらゆるものを憎み、呪い、後悔しているだろう。 今までお前はお金のために無理して働き、自分の夢を無理矢理勝ち取るために体を売って生きてきた。 それしかないと、脇目も振らず、ただ一心に。 だが、そんな生き方をした結果、今このメールを送る私は、余命がどんどん短くなり、残り数日の命となってしまった。 死ぬことを願っていたはずが、今はもっと生きていたかったと、大切な人たちを守りたかったと思い残すことばかりだ。 そんなお前へ、どうしても伝えたいことがある。
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