アステル

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「……何?」 「ここは、天界でも魔界でもありません。人間界の中でも宗教観はゆるふわな国ですし、何よりミカエル様が喜びます」 「大した余裕だ」 「ご機嫌取りだと、笑って下さって結構です。あ、プレゼントとまでは言いませんから、ツリー代わりのものを用意して下さいね」 昴の言葉に答えるように、ルシファーの手にトナカイの頭蓋骨が現れた。リボンやオーナメントで飾られているところを見ると、クリスマスツリーのつもりなのだろうか?
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