numero.1

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その日の夜は、夢に見た。 懐かしい顔が、私の日常のなかに当たり前のように存在していて、私と話している。 目覚めた時には、胸の中に整理しきれないもやっとした後味の悪いものを残した。 派遣先で知り合ったその男とは、何度も夜を共にした 私も若かったし、あの男も、若かった。
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