numero.1

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「朱莉(あかり)」 同じベッドの上で眠っていたパートナーが、目覚めたあとほうけていた私の頭にポンと手をのせた。 「おはよう、どうした?」 いつもと様子がおかしかったのだろうか、私の顔を覗き込むと、その優しい笑顔を惜しげもなく向けてくれた。 ちくりと、胸の奥が痛んだ。
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