numero.1

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同棲を持ちかけたのは私。 当時、まだ学生だった航介は親の仕送りで生活していたし、私も不安定な派遣を転々としていたから互いに利害が一致してトントン拍子で同棲することになった。 好きという気持ちが大きかったから、というよりは、この人で構わない。そんな不純なものだったけれど、私達はこうして何の問題もなく今も穏やかに過ごしている。
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