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◆◇◆◇◆
「……あれ、ブラックまだ寝てる」
起こさないように静かに身体を起こすと、太陽に照らされたブラックの寝顔があった。
「ぷっ……またこの顔」
寝ているはずの彼の口はもごもごと動いている。
しかも、超笑顔で。
「こうして寝てると可愛いのになぁ」
いつだって偉そうで自信家なブラックの幼い寝顔。
17歳の普通の少年らしい表情が見れて、自然を笑みが零れてしまう。
「ん~む……」
「ふふ、もう少しゆっくりしよう」
もう少しこの寝顔を見つめていたい。
彼が起きたら約束のものを、あげるから。
「有名お菓子屋さんの限定ケーキ!」
きっと、とびっきりの笑顔を見せてくれるはず。
可愛い、って言ったら怒るから言わないけどね。
Fin.
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