翔太君のlifestyle

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~放課後のこと~ 「なあなあ!しょーた!あっそぼー!」 「おい、それより勉強をだなぁ…」 …うるせえな今日はすぐかえって溜め撮りしてたアニメ見なきゃいけないんだよ… 「…」 「良いじゃん。勉強なんて♪そんなことより、俺んちで対戦しようぜ♪」 「そんなこと、じゃ無い!こいつの数学の点数わかってるのか!」 …悪かったなぁ…そんな低い点数とってよぉ… 「…」 「え~?そんな悪かったの?しょーた。」 「そんな悪かったんだよ!なぁ翔太。」 …もういい。 「…人が…」 「??」 「人が静かに本読んでるときに周りでうるっせぇんだよ!今日は委員会終わったら早く帰りてぇんだよ!数学は…数学の点数悪かったですけど何か!?」  ったく!なに放課後、図書室で過ごせる貴重な時間を何ブッ壊してくれてんだ!図書室では静かに過ごしましょう!? 「うわーっ!最後の逆ギレだぁ~www」 「うるっせえよ。そうだよ悪かったよ、補習だよ。」 「だから教えてやるのに…」 「ドウモアリガトウ。でも俺の勉強嫌い知ってんだろ?」 「なぁ遊ぼーぜ?なんでそんな早く帰りてぇんだよ?」 アニメ見たいんだよ!っつったら俺んちで見ればいいじゃんとかなりそうだな… 「は、早くねたいんだよ」「え~?」 あからさまに不満そうな顔をして、往生際の悪いこいつは、幼なじみの隼人。堤隼人だ。こいつは昔からこんな感じで、遊んでばっかりな のに頭がいい。ムカつくやつだ。 「寝る時間があまりに早くないか?いつものおまえなら平気で徹夜もするだろう?」 …うぐっ… 「…き、今日は、早く寝たいんだよ!」 …この論理的で言い返す言葉が見つからないようなしゃべり方をする、これまた往生際の悪いやつは石丸拓実。日本に五万といそうな名前だ。 俺はこいつらと年少から一緒で、それから、小学校、中学校、高校と一緒である。今、高一だから…もう10年は一緒にいる。 塾も一緒で、仲も良い。…が、こいつらに俺がキレることはしばしばある。 あ、そうだ。俺は羽川翔太。なぜか隼人に呼ばれると、平仮名で言われているような気がしてならないのだが…。まあいい。 基本的に、俺の一日は、 朝学校にくる→二人に絡まれる→授業が始まる→寝る→職員室→帰る→二人に絡まれる→昼二人に絡まれる。→一緒に食べる。→午後の授業寝る→部活→二人と離れてやっと一人→放課後→二人に絡まれる。と、言う感じだ。
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