『白』より

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読んでくださりありがとうございました♪ よかったらレビューお願いします! --------------ここからおまけ-------------- 『詩人は生き続ける.2』 僕はもう生きていたくなかった 君の真っ白な手がそんな僕の頬を撫ぜる 僕はもう死んでしまいたかった 君の真っ白な首を力一杯潰したくなって インクを辺りに撒き散らし もう書けないよって喚いてる まるで子供みたいだね、と 記憶の中の君が嗤う 詩っていうのは魂なのだと 教えてくれたのは君だったのかも 詩人は生き続けるのだと 教えてくれたのは君だった 僕はもう生きていたくなかった 君の泣き顔が脳裏を掠める 僕はもう死んでしまいたかった 君の笑顔が僕の手をとめた 僕はもう書きたくなかった だからインクを撒き散らして ずっとずっと喚いていたかった なにも変わらないのだけれど 僕は生きていたくなかった でもどうすることも できなかったーーー 君の白い手が僕を.
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