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『詩人は生き続ける.2』
僕はもう生きていたくなかった
君の真っ白な手がそんな僕の頬を撫ぜる
僕はもう死んでしまいたかった
君の真っ白な首を力一杯潰したくなって
インクを辺りに撒き散らし
もう書けないよって喚いてる
まるで子供みたいだね、と
記憶の中の君が嗤う
詩っていうのは魂なのだと
教えてくれたのは君だったのかも
詩人は生き続けるのだと
教えてくれたのは君だった
僕はもう生きていたくなかった
君の泣き顔が脳裏を掠める
僕はもう死んでしまいたかった
君の笑顔が僕の手をとめた
僕はもう書きたくなかった
だからインクを撒き散らして
ずっとずっと喚いていたかった
なにも変わらないのだけれど
僕は生きていたくなかった
でもどうすることも
できなかったーーー
君の白い手が僕を.
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