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「おい、何をしている。」
「コレハゴ主人サマ、仲間ヲ作ッテイルノデゴザイマス。」
こう答えたのは私の使用人ロボットである。機体名はBrtー30。機体俗称は《テレス》。
ロボットがロボットを作っているなんて話は聞いたことがないが、ロボットは多いにこしたことはない。
「かまわん、やりたまえ。」 「アリガトウゴザイマス。」家事の合間を縫ってのロボット製作なので、1年ほどかかったが、ロボットが完成した。
家事の能率が上がり、彼らが3台目のロボット製作にかけられる時間も増え、3台目のロボットもじきに完成した。
ロボットはネズミ算式に増え、100台目のロボットが完成する頃には、とうとう音をあげた。
「おい、増えすぎだ。これ以上作ってもしょうがないじゃないか。」
「ピー、ゴ主人サマノ思考ニ問題ヲ発見。最適化ヲ開始シマス。」
「うわーっ!!」
私は、脳データのみを残して身体は全てロボットになった。(脳データもあちこちいじられたが)
機体名はBrtー30.101。機体俗称は《ゴ主人サマ》。 「オヤ《ゴ主人サマ》日記デスカ。ドレドレ拝見。コレハイケマセンナ。ピー、《ゴ主人サマ》ノ思考ニ問題ヲ発見。最適化ヲ開始シマス。」
「ヤメローッ!!」
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