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「兄さん、本当いいの?」
「あぁ…いいんだこれで。」
巧とヒロは病院の外に出てきた。
「じゃあいくよ…3、2…」
「先ほどの動画を観ていた皆さん、個人的な動画をお見せしてすいません。」
巧は頭を深々と下げて10秒ぐらい停止した。
「今彼女は…輸血が必要でこの動画を観ている方でAB型のRHマイナスの方がいたらぜひ協力してほしいんです。俺は…助けたくても彼女を助けてあげれません。」
後ろの病院の方に一度目をやり、ヒロの方を見る。
ヒロも悟ったように頷いた。
巧はカメラの前に跪き、土下座の格好をした。
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