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「私は献血できないけど、彼氏に話したらできるって…彼氏も二人に協力したいって。」
「私幻滅していません!むしろ巧君が必死に彼女を守ろうとしている姿に感動しました!私もそんな彼氏見つけます!」
「巧君のファンだったけど…今では二人のファンです!二人には幸せになってほしい!」
「みんな…本当にありがとう。」
巧は来てくれた人達に深々と頭を下げる。
「じゃあ皆さんこちらへ来てください!」
看護婦に誘導されて集まった人たちが処置室へ向かう。
「よかったね兄さん!これで美優も――兄さん!?」
巧は頭を抱えながら座り込み、ヒロに返事ができないほど痛みに苦しんでいる。
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