俺にはお前が最初で最後

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「……目が覚めたか?眠り姫」 「おはようございます……主任」 なかなか起きないまひろに何度か触れるだけのキスをしたが、起きないから仕方なく目覚めのキスにしてはヘビーなやつをしてやった。 もしや、確信犯か? 「朝飯食べるだろ?できてるから」 まさか、今日も食欲ないとか言わないよな。 「主任が、作ってくれたんですか?朝ごはん…」 なんだその、嘘だろっていう目は。 まひろほど上手くはないが、これくらいは…。 「トーストとベーコンエッグに野菜も添えてあるけど…。食欲は?」 「なんだか急にお腹が空いてきました!」 嬉しそうな笑顔を見ると、無理してる訳ではなさそうだな。 とりあえず朝飯を済ませてからだな。 明日も休みなんだし、今日はゆっくり過ごせるだろう。 大事な話をするには、ちょうどいい。 両親との話し合いも間近に迫っているからな。 それに備えるためにも、重要な時間になるはずだ。
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