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「あーあ・・・調子乗りすぎて、身が破滅だ。封印しよ。『諸刃の剣』だ。」
『命令』能力を調子にのって使いすぎて『トップ』ガンから転落し、下っ端ガンどころか、『ぼっち』ガンになってしまったマガンのバンシは、浮かない顔をして孤独な大空を飛んでいた。
がーがーがーがーがーがーがーがー!!
真下の沼地では、いっぱいのカモ達の群れが屯していた。
「あーあ、『ガン』じゃなくて、『カモ』に産まれりゃ良かったな・・・」
がーがーがーがーがーがーがーがー!!
がーがーがーがーがーがーがーがー!!
「?!何?!?!」
マガンのバンシは、人間達が網や銃を持ってこの沼地へやって来るのを見つけた。
「まさか・・・んな訳ねえだろ・・・ええっ!?」
バンシは、その人間どもの集団の一人が巨大な投網を投げようと身構えるのを見付けてしまった。
「こ・・・こんなこと・・・あってたまるか・・・?!」
マガンのバンシは、息を思いっきり吸い込んで、大声で叫んだ。
「ぐぇーーぐぇーーーー!!この沼地は危険が迫っている!!皆!!ここからにげろ!!!!!!!」
すると・・・
がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!がぁー!!
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