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「ただいまー」
「ニャー……ニャ?」
〔おかえりー。ん? その子は誰?〕
「なあ、ひめこ。こいつの母親知らないか?」
「ニャー」
〔かわいいからわたしの子どもにしちゃおうかしら〕
「にゃ~」
〔まま~〕
おいおい、こいつひめこを母親だと間違えてるぞ!
いいのか?
「ニャー」
〔かわいいねー〕
はあ~、もう自分の子みたいに舐めちゃってるし。
「にゃ~」
〔ありがとう〕
……!
はは、よかったな。
「これからお前は俺ん家のねこだ…!」
気づくと、俺の目からは大量の涙が出ていた。
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