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すると、【裕太】が俺に声をかけてきた。
「2人は同じ部屋の方がいいのか?それとも男女で分けるか?」
「そうだな。今日は男女で分けようか。店員さん。2部屋でお願いします。」
俺がそう言うと、店員は気だるそうに鍵を2つ渡してくる。
俺はその鍵を受け取り綾に声をかけた。
「とりあえず一旦部屋に帰ろうぜ。」
「え?なに?私達別々なの?夜の営みは?」
「はは。今日は我慢しろよ。男3と女2なんだから。【直美】が1人になるだろ?」
すると綾は不貞腐れながらも了承して、直美と一緒に部屋に歩き出した。
そして俺、裕太、【竜也】も自分たちの部屋へと向けて歩き出す。
部屋に向かう途中に裕太が俺に声をかけてくる。
「で?どうなんだ?綾ちゃん。最近仲よさそうだけど、結婚すんのか?」
「は?まだ付き合って半年だぞ?‥‥それよりお前はどうなんだ?直美のこと狙ってんだろ?」
「ん~。特に進展なしだよ。」
俺と裕太がそんな雑談をしながら歩いていると、前を歩いていた竜也が足を止める。
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