第1章

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そして立ち止まった竜也が声を出す。 「いいなお前らは。片方は彼女がいて、片方は絶賛片思い中か。俺の彼女も早く来てくれねぇかな」 「そいやお前の彼女いつくるんだよ。後で合流たって遅くねぇか?」 俺が竜也にそう言うと、竜也はただ首を傾げて部屋へと入る。 俺と裕太も続き部屋へと入っていった。 -----女子サイド 私は部屋に入るや否や、直美に声をかける。 「ねぇやっぱり裕太、絶対直美のこと好きだって!」 「えぇ~そうかなぁ?」 そう言いながら直美は頭をかく。 裕太が直美のことを狙っているのは誰が見ても明らかだった。 だけど直美ははぐらかすばかりで、殆ど進展がない。 裕太のこと嫌いではないと思うんだけどな。
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