第1章

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-15時間後 「ゆ‥‥き?」 そう言う竜也にその場にいる全員が驚いた。 そこにいたのは後で合流する予定だった、竜也の彼女である【雪】だったからだ。 俺達がしばらく固まっていると、声を出したのは裕太だった。 「な、なんで来たんだよ!ふざけんなよ!」 そう言いわめく裕太に、雪は少し驚きながらもその場に立ち尽くす。 その様子を見て、竜也が裕太に声をかける。 「なに言ってんだ裕太、雪は元々合流する予定だったじゃねぇか。」 「そう言うことじゃねぇよ!」 竜也と裕太が睨み合う。 しかし裕太が本気で睨んでるのに対し、竜也は戸惑っているようにも見えた。 そんな不穏な空気を壊したのは雪だ。 「まだ間に合うかもしれない」
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