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「わぁー。かわいぃぃ。これ私、欲しかったの。どうしてわかったの?」
(もう、いい加減にしてくれないかな…。キモいんだけど。)
「だって、君の事だよ。分からない訳がないだろう?」
(よし!喜んでる!プレゼント作戦成功だ!良くやった!僕!)
おいおい…そこの男…空気読め。
こんなの日常茶飯事。更にプラスあっちの方の心の声まで聞こえるんだよ…。あっちって…うらめし~の方ね。
足のない美人のお姉さんが、こっち見てる。
やな予感。ニコッって…俺に笑いかけるんじゃねぇよ。
(カツ丼…食べたい…。)
うわぁ…やめてくれ…。俺の場合、意識的に心を読めるけど、読もうとしなくても駄々漏れが特によく聞こえるんだよ。
このお姉さんは、カツ丼が食べたかったらしい…。
だけど…もう食べれないじゃん…。どうしてやればいいのか、わかんねぇ。
(カツ丼…食べたい…。…カツ丼…食べたい…。
カツ丼…カツ丼…)
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